クローン病患者が感じた考えないこと
前回のあらすじ
自業自得と言うのか言わないのかと言う事がありその事について書いた。
今回は考えると言うのは良いのか悪いのか考えたのでその事について書きたい。
自分の仕事への向き方の一つに「手直ししたくない」と言うのがあります。
なぜ手直ししたくないのかと言うといくつかの理由があります。
・手直しするのは時間が掛かる
・手直しすると汚くなる
・迷走する事が多い
・何をやっているのか分からなくなる
等などです。
完成しないといつまでも気に止めなくてはならず、次に進めない事があります。
それがとても嫌なのです。
その為に自分はどうするかと言うと色々考えるのです。
まず下準備をしっかりします。
構想を練り、考えられる障害を取り除く、必要な物を揃える。
いわゆる段取りをしっかり行うんです。
仕事の善し悪しは「段取り8割」だと思っています。
仕事が成功する時は段取りがしっかり行えた時が圧倒的に多いのです。
その為に段取りを大事にします。
そこまでしても2割は自分の考えの及ばない事が起こります。
自分はこのように仕事をしますが、反対に何も考えずに動き出す人もいるんです。
自分が「石橋を叩いて渡る」タイプだとしたら、何も考えずに動き出す人は「橋を作りながら渡る」タイプなのだと思います。
何も考えずに動き出す人は全く構想が無いんです。
その為にロケットスタートですけど、途中で材料が無くなったり、材料が変わったり、角度が変わったりします。
その為に見栄えはとても悪いです。
それに比べて自分の場合はしっかり計算しているので仕上がりは綺麗ですが、構想が出来るまでは動けないのでスロースタータです。
これはどちらが良いですかね?
はっきり言って一長一短です。
計算して行った場合は完成度は高く、綺麗なのでずっと使うのなら良いと思いますが何せ、完成までに時間が掛かる事が多いし、構想段階で躓くといつまでも進展しない。
考えてない場合は時には継ぎ接ぎだらけなのでとても綺麗とは言えないが、時間が早い事が多いのでとりあえず形だけでもと言う時は良い。
それで今、自宅でウッドデッキを作っているんですね。
まず、庭の広さを計測して、どのような物にするのか構想して、それを元に図面を起こして、材料取りして、材料を購入して、取り掛かりと言う段取りになります。
しかし、計測って凄く難しいのです。
測るたびに数値が変わってしまうのです。
その度に図面を書き直したりして。
書き直してもう一度庭を測ると最初の数値であっていて、また図面を戻したりして一向に進まないのです。
埒が明かないと言うのはまさにこの事です。
それで考えたんです。
「これは売り物では無く、自分で楽しむ物だよな?失敗してもそこが味になったりするのでは?」
そして、「とりあえず、やってみよう」
そうしたら進んで行くですね。
そして、計算通りにいかない事もありました。
計算通りにいかない事ってどんな事があったでしょうか?
・どこも流動的で基準が見つからない
・家の壁を基準にしたが、壁そのものが凹凸ある壁なので場所によっては10㎜程度の差が生まれる
・グランドレベルの基準をどこにするか
・天然木を使ったので捻じれ、歪があるので基準となる木も無い
進めていくと全てが図面通りとならずに、全てが現地合わせになっています。
図面で木を書く時は全て直線で書けるんです。
しかし、実際には木は曲がっていたりしているので、打ち付ける時に矯正しながらします。
この事は実際にやってみないと分からない事です。
鉄は扱ったことがあるのですが、鉄はたいていは直線は直線に仕上がっているんです。
それに鉄は切るのも、くっつけるのも自由なんです。
それに比べて木は一度切ったら、素人にはくっつけるのは難しい。
木も面白いなと感じている所です。
そして、考えるのは良いとは思いますが、考え過ぎるのは良くないですね。
考え過ぎると動けなくなります。
それにストレスになるし。
かと言って、行き当たりばったりと言うのもどうなのかな?と思います。
なので、程々に考えるのが良いのかな?
計算通りにいかない事が人生にはたくさんあります。
どちらかと言うと計算通りにいかない方が多いかも知れません。
偏った考え、行動では無く、臨機応変を意識した方が楽かも知れませんね。
ただ、人を動かす時は臨機応変は難しいかも知れませんけどね。
次のテーマとタイトルは未定・・・次回に続く