クローン病患者が思った病は気から?病は身体から?
前回のあらすじ
ウッドデッキの改造で屋根を付け足ししているが、直角が出ずに手間取っているし、好きな事をしていても体調が悪くなったと言う事を書いた。
今回はよく聞く話として「病は気から」とあるがその事について思う事があので書きたい。
何度か書いた事があるが、自分は根性論を叩き込まれた最後の方の人間かな?と思っています。
メンテナンスの順番として会社→上司→先輩→自分→後輩と言う感じの環境で育ち、立場が下であれば下であるほど自分を犠牲する事が正義とされていた時代でした。
それが、男女雇用機会均等法が出来て女性も社会進出が正とされる様になり肉体労働であるガテン系や管理職も女性が就く事が増えました。
確か、自分が学生時代は女性の勤務時間は夜10時までだったような気がします。(その頃は意識してバイトをしていなかったのもので意識が低かったのです)
その頃は「人生は会社の為の物」でした。
なので、休む事は悪とされていました。
もし、熱が40℃あって会社を休むと言ったら上司からの返事は「這ってでも来い、休まなければならないかは俺が決める」でした。
意識がある限りは仕事に行かなければならないのです。
意識があって会社を休む場合は医者からの診断書が必要でした。
それが「有給は消化しましょう」と言う雰囲気になってきました。
そう、今は多分禁止になっていると思うのですが、会社が有給を買ってくれたんです。
1日5千円位だったと思います。
今はそんな事をしている会社は無いと思うんですけど、それが当たり前の時代です。
とにかく、人間の扱いはされていなかったです。
人間になる為には出世するしか無いのです。
その為にみんな出世に躍起になっていました。
そう言う事で何かミスをして出世が望めないとなった人は窓際族になり、それが嫌だったら転職をする。
今でも名残がある所はありますけどね。
それでもだいぶ良くなってきました。
今は家族を大事にして、自分を大事にして、趣味を楽しむ事を許される様になりました。
イクメンなんてのはあり得ないし、産休なんてのもあり得ませんでした。
今で言う、「ブラック企業」しか無かったのです。
昔の事を書いていたらシリーズ化出来る位に書けそうにきりが無いのでここまでにします。
そして、題名の事です。
昔は「病は気から」で一般的にも同じかな?と思います。
自分も同じように思っていました。
しかし、最近、クローン病になってから果たして「病は気から」で済まされる事って少ないのでは無いだろうか?と考えが変わっています。
倦怠感、これは周りから見たら、「怠け病」なのです。
でも、なった人は分かるけど、本当に動けないんです、立ち上がれないんです、起き上がれないんです。
薬が影響しているのかと思うのですけど、自分でもはっきりと「これだ」と決定打が無いんです。
とにかく、怠くて怠くて怠くて怠くて本当にどうにもならない。
この時は死ぬだけの行動力が無く、死ぬことが出来ない。
でも、気持ち的には「生きたくない」です。
もし、強盗が来たら喜んで受け入れるのでは無いでしょうか?
この時は「病は身体から」になっています。
ここでまた、自分は考えてしまいます。
そうなると「病は気から」と「病は身体から」のどちらが正解なのでしょうか?
色々と考えました。
過去の自分の体調と気持ちのバランスを。
そうしたら、もしかしたら?と思う事が出てきたのです。
「病は気から」と「病は身体から」には前に単語が付くのです。
「身体の病は気から」と「気の病は身体から」のように。
そうなると「鶏と卵」になってしまいます。
またまた考えます。
そうすると心身共に健康にならないと、病気になると言う事です。
と言う事は自分は絶望的になりますね?
クローン病である限り、精神的な病気になり得ると言う事です。
いや、実際になっていますけどね。
自分では克服した気にはなっていますけど、またいつ再発するか分からない。
こんな緊張感もある。
ただ、そこに意識を持っていれば自分自身で危険信号をキャッチできるかと思っているんです。
それが出来なくなったら終わってしまうのでは無いでしょうか?
中には病気である事を受け入れる事が出来ない人もいると思います。
でも、それは自分自身を分析出来ていないと言う事ですよ。
背水の陣に身を置いたらもしかしたらあり得ない事が起こるかもしれませんしね。
次のテーマとタイトルは未定・・・次回に続く