クローン病よ、良い子だから、ね

クローン病になっての心境や環境の変化、治療に関することを書いていきたいと考えてます

クローン病患者が母に頼まれた

前回のあらすじ

病は気からと言うけれど、果たしてそれだけなのか?と思い、もしかしたら病は身体からもあるのではと言う事を書いた。

 

今回は亡くなった母が夢に出て来てお願い事をされたのでその事を書きたい。

 

 

死者からのお願いと言うと怖い感じがしませんか?

でも、安心してください、怖い話ではありません。

 

もう、1か月以上前の夢の話です。

母が亡くなってから夢を見たり、変な現象ってのは物凄く減りました。

安眠とは言わなくてもテレビを付けなくても眠れるようになりました。

それまでは音がうるさくて眠れなかったんです。

そうすると夢もほとんど見なくなりました。

 

それでもたまに夢を見るんです。

それが今回の話のきっかけです。

 

母の位牌は父の所にあり、自分は写真しかありません。

遠く離れていて頻繁に手を合わせる事が出来ないので、テーブルの上に写真を飾り、毎朝、お水を替えて手を合わせていました。

母が亡くなって約8か月それが日課になりました。

線香は香りは好きなのですが、火を使う事もあり火事の危険もあるので遠慮していました。

それが1か月半位前に何故か線香を貰えたのです。

正直な所、「貰っても危ないから供えていないんだよね」と思いながらも線香と言う気持ちを頂きました。

しばらく構わずにおいていました。

 

そして夢を見ました。

母が「私はずっと床に座らされている」と訴えてきたのです。

目が覚めると心臓がバクバクしていました。

これは本当に訴えてきているのかな?と思い、どうしようか考えました。

 

仏壇を買う?

無視する?

 

仏壇は買いたくないと思いました。

何故なら、今自分は独り身で一人暮らしなので自分にもしもの事があっても誰もここを引き付く事は無いのです。

そうなると、処分が大変になるじゃないですか?

良いのかも知れないけど粗大ごみに仏壇を出すのは抵抗ありませんか?

そんな理由で仏壇を買うつもりは無いです。

 

無視をする?

うーん、無視して呪われても困りますよね?

なので無視する訳にはいかない。

 

それで考えました。

「そうだ、台を作ろう」って事に落ち着きました。

 

それで材料ですよね?

やはり木が良いな。

それで100円ショップで見るとあるはあるのですが、いまいち。

なんかもろい感じがするんです。

対して重い物を置くつもりも無いのですが、倒れる事は勘弁して欲しいです、縁起悪いし。

 

ホームセンターに行くと当然、木材はたくさんあります。

でも、大き過ぎる。

カットしてもらうのが良いかな?

と思ったけど、そのホームセンターはカットのサービスはしていないよう。

結局、何も買わずにその日は終えました。

 

しばらくして、いや、かなり時間が経ってからカットサービスをしているホームセンターに行きました。

何が良いかな?

と店内を見ているとカット室がありました。

依頼の仕方とか書いてあるかな?と近付くと男性が一人うずくまっています。

気分でも悪いのか?

でも、騒いでいないし、店員も反応していない。

とりあえず側によると、うずくまっているのではなく、詰め込んでいたんです。

そう、ここはカットした端材を売っていたのです。

物によっては値段が違い、一つ50円から500円。

別コーナーに一袋200円と書いてあります。

男性が一心不乱にしていたのは端材の詰め放題です。

 

見ると、自分が欲しかった物がありました。

家を出て来る前は構想を練ってきたので欲しい物の大きさと数が頭に入っています。

でも、自分は貧乏性なんですね?

袋に欲しいのを詰めたら袋の10分の1のスペースも使っていません。

やはり「これしか買わないのはもったいないだろう」と言う気持ちが芽生えました。

良さげな物を詰め込むと今度は「限界に挑戦」したくなるんですね?

頑張りました。

台がいくつ作れるのだろう?と言うくらい手に入りました。

こんなに買ってどうするんだ?

とも思いましたが、カットに失敗するかも知れないし、予備が必要だよね?

と自分を説得して会計です。

店員に入れ方がダメだとか注意されたらどうしよう?とビクビクと内心していたのですが何事もなく会計が出来ました。

 

家に帰って早速、工作です。

簡単にカットして組み立てるとグラグラしている。

これは補強を入れないとダメだな。

良かった、詰め放題で良かった。

家を出る時に購入しようとしていた材料だけだったらグラグラした台しか作れなかった。

それが材料がたくさんあるから贅沢な物が出来る。

作り始めて3時間が経過し、疲れました。

でも、なんとしてもその日に完成させたかったのです。

やっと出来ました。

踏み台昇降の台にしても良い位、丈夫な物が。(もちろん足では乗っていません)

 

サンドペーパーでささくれ等を削って完成です。

良かった、間に合いました。

そう、その日に完成させたかったのは、その日は彼岸だったのです。

 

お母さん、手作りで見栄えは悪いかも知れないけど、気持ちは購入品よりもずっと籠っています。

喜んでくれるかな?

手作りと言う事もあり、自分も満足です。

 

次のテーマとタイトルは未定・・・次回に続く