クローン病よ、良い子だから、ね

クローン病になっての心境や環境の変化、治療に関することを書いていきたいと考えてます

クローン病患者が考えた適応力

前回のあらすじ

嫌な行動があり、その人とは中々気持ちを共有するのが難しいと言う事を書いた。

 

今回は適応力がこれからは物を言うのでは無いかと考えたのでその事について書きたい。

 

 

新型コロナウイルス感染症の影響で生活の変化を余儀なくされた人がたくさんいますね。

 

プラべーとも仕事も変化があった人が多いのでは無いでしょうか?

反対にそれらを受け入れられない人もいたりして。

 

新型コロナウイルスで大きく変化すると取り上げられていますが、本当の所は昔からあったのでは無いでしょうか?

あちこちで変化の兆しはあったのに、個人レベル又は企業レベルの話で全国的、世界的では無かっただけ。

それが、この感染症がトリガーとなり、規模が拡大されたに過ぎないように感じています。

 

2020東京オリンピックが当初の予定通り開催されていたとしたら、今頃は時差出勤、テレワークを導入されていたはずなんです。

東京の道路もオリンピック関係者の通行の為に一般人は車での乗り入れは制限されていた訳なんです。

この話が出た時に大多数の人が疑心暗鬼に聞いていたのでは無いですかね?

正直な所、自分も疑っていましたからね。

 

それが新型コロナウイルスの自粛要請で半ば強制的に自粛したら、思いのほか、結構出来るね?となってきた訳です。

今は経営者に向かって「何で出勤させるんだ」みたいな雰囲気もあるようです。

 

このテレワークに比較的、上手に移行出来たのは2020東京オリンピック対策をした企業のお陰かも知れませんね。

 

このテレワークも問題があると思いますよ。

テレワークと言う事はたいていの人が一人、いても家族しか周りにはいない事が想像できます。

そうなるとパソコンのトラブルがあった時は自分で解決しなければならないのです。

会社にいれば、何かしら相談できる人がいる訳で気分的に落ち着けられると思うのです。

最悪、その人に丸投げしてしまえば良い訳です。

 

それが一人の場合、ゆっくり時間を掛ければ、ネットを見て一つずつ考えられる原因を潰していけば良いのですが、場合によっては10分以内には解決していなければならないと言う事もある訳です。

そうなると焦るばかりで解決には向かっていかないでしょう。

 

まだ、ネットが使える状態なら調べられるので良いかも知れません。

ネットが使えなかったら?

自分の経験と知識を駆使して対処するしか無い訳です。

こうなると解決出来ない事の方が多くなるのでは無いでしょうか?

 

そして終わった頃には涙ボロボロで顔がぐちゃぐちゃな状態でweb会議に出席しなければならないかも知れません。

 

そうするとある程度のパソコンの知識が必要になって来る訳ですね。

これも適応力の一つですね。

 

 

 

もう少し、さかのぼると、自分が社会人になって間もない頃先輩から「俺の若い頃は~」と言われました。

その時でさえ、心の中で「今の時代はそうでは無いし」と思っていたものです。

 

10年以上前の根性論はもう通用しないですね。

 

自分の親世代の大先輩から聞いたお話です。

戦後は物が無いのにお金も無いので買う事が出来なかった。

その金銭不足をどのように解決したかと言うと「落ちているくぎを集めて売った」と言うのです。

大変でしたね~とは思いました。

しかし、そっか、今は恵まれているのだから多少の事は我慢しよう。ってなりますか?

 

伝統を守って、昔ながらのやり方って保存するのは良い事だと思いますよ。

でも、今は良い物だけではダメなんですよね。

すぐ手に入って、安くて、良い物。

どこかの牛丼屋の昔のキャッチみたいですね。

 

人間って勝手な物で人には「伝統を守れ」って言うんですよね。

でも、やれと言われると「生きていけない」となります。

 

この様に伝統を守っている人ってテレビで見る限りでは裕福には見えないんですよね。

だけど、若い考えが入って来ると、「こんな使い方も出来るんだ?」って応用したり、売り方を工夫したりしているんです。

これも適応力の一つですよね。

 

中には今までのやり方をガラッと変えて近代化に進む人もいます。

これももちろん、適応力の一つです。

 

これからは適応力がある人が生き延びるのかな?

って、ダーウィンの名言の「生き残る種とは、最も強いものでは無い。最も知的なものでもない。それは変化に最も適応したものである」に行き付いてしまいますね。

 

 

後輩に指導する時に必ず言う事があります。

「まず、俺のやり方を覚えろ。覚えたら他の人のやり方を見ろ。やり方を見て違いを探せ。そして、俺の良い所、他の人の良い所をお前の物にしろ。そうしたら、お前は最強になる」って言うんです。

この世の中、正解は一つでは無い事が多いんです。

 

故きを温ねて新しきを知るはとても大切で、失敗を回避する可能性が高くなります。

でも、ずっと同じやり方でもへいきですか?

ちょっと見方を変えるとよりよい方向に進むこともありますよ。

今のその作業は慣習でしていませんか?

 

 

次のテーマとタイトルは未定・・・次回に続く