クローン病よ、良い子だから、ね

クローン病になっての心境や環境の変化、治療に関することを書いていきたいと考えてます

クローン病患者がエンタイビオ8回目の投与

前回のあらすじ

エンタイビオ投与の前日の事を書いた。

 

今回はエンタイビオ8回目の投与を済ませて来たのでその事について書きたい。

 

大学病院に着くとかなり空いている。
駐車場も空いていた。
入口は一つにしており、発熱有無等の軽い問診があり、おでこで体温を測り、手を消毒してやっと入門が許される。
面会は基本的に禁止との表示がされていた。
差し入れ等はナースステーションでの預かりらしい。
コーヒーショップと訪問販売の弁当はやっていなかった。
コンビニと宝くじは開いていた。
保険証の確認も後から知ったが3月、4月に受診した人は免除されていたようだ。
採血も通常は少なくとも30人は待っているが2人しか待っていなかった。

新型コロナウイルスの影響ですっかり雰囲気が変わってしまった。

 

骨粗鬆症の検査も時間より2時間早いのだけどと言ったらすんなり通った。
そして消化器内科の待合室も通常の半分もいない感じだった。
待合室の入口に張り紙があり、発熱や下痢や嘔吐の人は受付に声をかけてくれと書いてあった。
自分はほぼほぼ下痢なので声を掛けようかとも思ったけど、今の時期、冗談を受け入れて貰えそうもないので止めた。
患者が少ないのは初診は制限していたのだろうと思われる。

予約しないと会えない主治医にはしっかりと待たされた。

予定通り患者が来ますからね。
話して終わりだったら来ないだろうけど、薬の処方と治療がありますからね。

ちなみに病院は電波が届かないので気が楽 。

スマホは監視されている気分になる。
電源を入れておかないと不振に思われるけど、電波が届かないのなら仕方無いよね?

今日はどうしても主治医に確認しておかないとならない事がある。

傷病手当の話と風しんの話はしないとね。

しばらくと言っても約2時間待っていると色々な人が通り過ぎる。

介護に疲れて言葉がキツイ人もいれば、手を繋いで歩いている初老の夫婦らしき人もいる。
手を繋いでいるのを見るとほのぼのするなと。
心が癒されますね。
多分、両親が浮かんで来るのだと思います。 

父は手こそ繋がないが母に歩調は合わせていた。
もしかしたら、自分がいるから遠慮してたのかも知れないけどね。

キツイ言い方の人もそれが仲の良い証拠かも知れないですけど、自分は穏やかな方が落ち着く。


待合室にずっといたら人の気配が無い。周りを見渡すと自分しかいなくなっていた。
そして誰もいなくなった。だなぁ、なんて思っていました。

 

診察の予定時間を20分過ぎた頃に呼ばれました。

まず、ここ2か月の症状を話して、風しんの検査の結果、抗体が無い事と朝が動けなく会社に遅刻しているので給料がかなり下げられたので傷病手当を貰う事を考えているので診断書を欲しいと言った。
風しんの予防接種の方は現在は生ワクは禁忌されているので、2ヶ月アザニンを休んでからBCGをやれるようにする。

おまけに、大学病院でしてくれると言うので安心だ。


傷病手当についての診断書は書いてくれると言ってくれた。

ただ、形式が分からないので調べるように言われた。

お金の為ですもの、なんでも調べますよ。


肝心な体調の方はCRPは0.5と快調。これでも、一般人よりも高いんですよね。

この数値を健常者に与えたらどうなるのでしょうかね?

そこを見たみたいですね。

骨粗鬆症の方は徐々に改善されているがまだ不十分と言う事でアクトネルは継続して飲まなければならないとの事。

年単位の話と言う事なのであと1年飲むことになるのでしょうね?

なるほど、それじゃ、ステロイドの影響が完全になくなるのもまだまだ先ですね?

 

主治医の診察を終えてエンタイビオの処置室に入ると奇声が聞こえる。

何事かと思った。 

子供なのか大人なのかわからないが高い声だし、ここに子供がいる確率はかなり低い事から女性だろうと思われる。
わざとならイラつくのだろうが本人の意思では無いのだろうから許せる。

本人に意識が無いのか、止めたいのに止められないのか分からないが、かわいそうだなと思う。

これが町中にいたら注目の的になりますからね。

看病している付き添いさんも大変だと思います。

針を刺してアレルギーの点滴から開始。
その後、30分かけてエンタイビオを入れていく。

 

看護師が暇なのか部屋から出ていかない。

自分にとってはこの時間は睡眠時間なのに眠らせて貰えなかった。

 

身内話を聞かされた。

今年の1月にお父様がが96歳で逝去したらしい。

この大学病院では無くて他の大学病院にお世話になっていたらしい。

こうなったら自分も楽しむことにした方が良いなと言う事で質問した。

「身内と自分みたいな他人同じように接する事が出来るのですか?」

「病院によって多少は考え方、やり方が違うと思うけどモヤモヤしないですか?」

 

接し方の違いはニコニコしてた。

明確な答えは貰えずに濁された。

と言う事は、違うんだろうなと想像できる。

ただ、どちらが気持ちが入るかは分からない。

 

モヤモヤの方はするらしい。

こうして貰ったら、ああして貰ったらと思うらしいけど、言えないと言っていた。

ただ、身体を拭くとか歯を磨くとかは自分がやる事によってつられてやってくれればと思っていると言っていた。

それと、目の表情を見て、薬の与えすぎとかあるのでその辺は「どうなのでしょうか?」と質問することによって、気付かせると言っていましたね。

 

中々面白いと思いました。

看護師だからと言って親がお世話になっている所のやり方には口出し出来ないんですね。

 

2回の記事に分けても良い位の長さになってしまいました。

 

次のテーマとタイトルは未定・・・次回に続く