クローン病患者が見た片岡篤史さんの映像
前回のあらすじ
新型コロナウイルス感染症に怯えている中、一部の健常者の行動で理解出来ない事があったのでその事について書いた。
今回は元プロ野球選手の片岡篤史さんが新型コロナウイルス感染症の為に治療中と言う本人の映像を見た感想です。
まず、片岡篤史さんには頑張って貰いたい。
映像を公開した勇気に敬意を評したい。
そして一日でも早く回復する事を願っております。
映像を出したことは良い事だと思いました。
やはり耳で聞くのと目で見るのでは理解度に雲泥の差があります。
酸素吸入の段階なのと話を出来ているので重症度からすると中等度に当たると思います。
あれで中等ですからね?
重症だと人工肺を着けたりするのです。
軽症も何が軽症なの?と言いたくなるような状態ですよね?
高熱があっても軽症と見られる訳です。
患者からすると堪らないです。
基準がよくわからないです。
自分は去年、肺炎で入院しました。
原因は普段マスクをしているのですが、その日は少しだからとマスクをしないで人と接触したのです。
何か大気の匂いと言うのでしょうか、雰囲気と言うのでしょうか嫌な感じがしました。
そしてすぐに離れるなりうがいや洗顔をしたら良かったのかも知れませんが、出来ない環境下にいたのです。
翌朝には熱が出ました。
翌々朝には更に高熱になりました。
体温計で測るけど「E」の表示。
これはただ事では無いとクローン病でお世話になっている大学病院に連絡して緊急入院と言われたけど、犬猫がいるので入院予約だけして一旦帰宅したけどかなり後悔しました。
時間と共に症状の悪化が進み眠る事が出来ません。
もちろん体温計の表示は「E」。
翌々翌朝に大学病院に行かなければならないが車で1時間半掛かる所、休み休み行ったので3時間掛かりました。
大学病院に着くと病室に入り何となく記憶があいまいになりました。
記憶障害だと思います。
検査は混んでいて出来ないとの事で3日後の予定だったのが、急遽変わり、とりあえずCT検査をするとの事。
検査の結果は肺に影があるとの事で肺炎と診断されました。
医者からは「なーんだ」と言う反応でした。
こちらとしてはクローン病だろうと肺炎だろうと苦しいのですけどね。
その日の夜中に呼吸しづらくなり酸素吸入となりました。
自分の場合は左の肺に影がありました。
肺炎って横になる事が出来ないのですよ。
座っての睡眠って結構辛い。
特に左を下にして横になるのと激痛が走る。
深呼吸すると激痛が走る。
咳をすると激痛が走る。
とにかく何をしても辛いのが肺炎です。
そして思ったのが「これ、親父やお袋が肺炎になったら死ぬな」でした。
高齢者が肺炎で亡くなる理由が自分の身で実感しました。
新型コロナウイルス感染症は肺の一部と言うよりは全部と聞いています。
感染症と闘っている方は辛いだろうと心中察します。
感染症にかかっている方が治ると言う事は治った方の血を借りて研究が出来、薬が出来ると言う事で自分達も助ける事になります。
人にうつすのも人、治すのも人。
やはり人は一人では生きていけないのですね。
片岡さんも他の感染症と闘っている方の回復を願っています。
次のテーマとタイトルは未定・・・次回に続く