クローン病患者の過去を変える事を考える
前回のあらすじ
新型コロナウイルスの影響で外出自粛をするので運動不足になっていると言う話から簡単に出来る運動を紹介しているがその事について思う事があったので書いた。
今回は過去を変える事が出来ると言う事を考えてみたのでその事について書きたい。
過去を変えると言うのはどういう事か?
すぐに思い付くのはタイムマシーンで過去に行って起こるだろう事象を捻じ曲げる。
時空の狭間に入り込んで過去に行って起こるだろう事象を捻じ曲げる。
いずれにしても過去に行って「起こった事を起こらないようにする又は起こらない事を起こるようにする。」と言うのが一般的な考えでは無いでしょうか?
でも、現実離れしていて現代では難しい事です。
今回自分が書きたい事はその様な現実離れした事では無く、気持ちの事を書きたいと思っている。
人は行動する前に「後悔しない様に」って言われたり、自分で思ったりします。
それなのに「あーしておけば良かった」「こーしておけば良かった」って後悔してしまう事があります。
後悔しても良いのです、後に引きずらなければ。
スパっと気持ちを切り替えられる人は良いです。
でも、中にはずーっと引きずって先に進められなくなる人もいます。
取り返しのつかない大きな事象だったり、真面目な人が引きずるのでは無いかと思います。
なんでそう思ったかと言うと、自分が後悔をしやすく引きずるタイプなのです。
起こってしまった事は変えられない。
いわゆる「覆水盆に返らず」と言う事です。
それではどうするか?
その時の気持ちを変えるのです。
「やってしまった、どうしよう?そのせいでこんな事になってしまった」と後悔していたのを
「やった。お陰でこれだけで済んだ」と思うのです。
悪徳占い師みたいですね?
「トラブルを避けるように大枚叩いて壺を買ったのに損失したじゃないか」と悪徳占い師に言うと「いやー、良かったですね。壺を買ったお陰でそれだけで済んで。壺を買わなかったら今頃命が無かったのですよ」とか言われる様な感じです。
普段ならこんな話は「ふざけるな」となるのですが今回は別です。
また、自分の話です。
母と猫の話になります。
寂しさはあるのですが、亡くなった直後よりはだいぶ落ち着ています。
それでも死を避ける為にやれる事はあったのでは無いだろうか?と考えてしまいます。
例えば母に関しては事前に
・「具合が悪くなったら恥ずかしがらずにすぐに救急車を呼ぶんだよ」と言えば良かったな
・母の亡くなった前日に別の方が亡くなったのでその話をすれば良かったな
・延命治療をやらない様に兄に強く言えば良かったな
とか色々思ってしまいます。
残念ながら、どの考えもあとの祭りです。
ふと人工透析した人の寿命みたいなニュースがあったのです。
母は人工透析をしていたのです。
それで気になって見たのです。
そこに書かれていたのを見て衝撃を受けました。
人工透析を始めた年齢が60歳未満の女性の場合は17年位、60歳を超えた場合は12年位だったのです。
母は60歳を超えて始めたので12年で寿命を迎える事になります。
母は人工透析を始めてから14年で亡くなりました。
この記事を読んだ時にふっと何かが気持ちから落ちました。
「あー、2年も多く頑張ってくれたんだ。2年も多く長生きしてくれたなんて流石自分の母親だ」
と思えるようになりました。
寂しいのは変わりないですよ。
でも、諦めが付くのです。付いたのです。付けられるのです。
猫の場合も同じです。
・猫に関しては病院に連れて行けば良かったな
・エレンタールを無理やりにでも飲ませたら良かったな
と思っていました。
猫は死ぬ直前まで生きる事を選ぶそうです。
だから、病院に連れて行って点滴などで栄養を取っても変わらないそうです。
それを聞いた時に「あー、何をしてもダメだったんだ」
諦めが付くのです。付いたのです。付けられるのです。
余談ですけど、猫は死を予感するといなくなると聞いたこと無いですか?
実際にいなくなるそうです。
でも、死を予感してでは無く、弱っている時に外敵に襲われない様に隠れて体力を温存して治癒力に掛けているそうです。
この様に過去に取った行動を気持ち次第で「正当化出来る」のです。
「勝てば官軍負ければ賊軍」
見方によって自分を責める事も出来るし、褒める事も出来るのです。
事実が変わらないのなら自分を楽にしてあげた方が良くないですか?
自分を楽にしてあげましょう。
今日はことわざが多かったです。