クローン病患者が母に逢いに行く
前回のあらすじ
自分の母が亡くなり感謝の気持ちを書いた。
今回は母に逢うために長旅をしたのでその事について書きたい。
母が亡くなったと連絡を受けた後、兄から今後の予定について連絡が来る予定だったが音沙汰なし。
23時を過ぎてもスマホがピクリともしない。
父に電話したら詳細が決まらず、翌日11時に再度打ち合わせるとのこと。
連絡くれよとは思ったが父は悪くないので、そっかと電話を切った。
翌日は自分もどのように動いたら良いのかわからないので会社を休み、待機していた。
12時を過ぎても音沙汰なし。
イライラしながら眠らずに待っている。
せめて年内か年明けか知りたい。
何時間起きているのかな?
31時間だ。
13時になると言うときにやっと連絡が来た。
明日がお通夜で明後日が葬儀とのこと。
え~、これが嫌だったんだよね。
タイヤ交換はしたけど服などは用意していないから急いで準備をしてても母を思い出し手が止まる。
なんとか奮い立たせて準備しました。
兄に夜中でも母に逢えるのか聞いたら逢えるし、宿泊も出来るとのこと。
16時に出発した。
途中、母を思い出し、運転が出来なくなり休憩しながら、10時間で葬儀屋に到着。
自動ドアの前に立つが開かない。
貼り紙がしてあった。
入館出来るのは9~17時まで。
おまけに宿泊施設は無い。
父に電話した。
ホテルかネットカフェに行く事を伝え電話を切る。
すぐに姉から電話があり、家に来いと。
そして更に義姉から道案内の電話が来た。
人がいるとマスクが外せないから睡眠がちゃんと取れなくなるから嫌だけど仕方無い。
兄の家に向かった。
兄は寝てたらしい。
姉は市役所や銀行の事を父から聞いていた。
口調がキツいな。
ちょっと父がかわいそう。
姉は休みなと言いながら横で話してるから眠れる訳が無い。
あと、2時間で48時間起きてることになる。
市役所と銀行に連れて行けと言ってきたからお通夜が終わるまで眠れないかもしれない。
そうなると60時間だ。
それはさすがにまずいね。
と言うかですね、自分はまず、母に遇いたい。
その為に眠らずに来たのですよ。
母に逢いたいな。
次のテーマとタイトルはまた、母の葬儀に関する事になります。