クローン病よ、良い子だから、ね

クローン病になっての心境や環境の変化、治療に関することを書いていきたいと考えてます

クローン病患者のトイレ事情

前回のあらすじ

突然に体調の変化があるのでその事と日常生活についても少し触れた事を書いた。

 

 

今回はトイレ事情について書いていきたい。

 

まず、断る必要も無いかと思いますが、クローン病患者である自分の指すトイレって言うのは大便の方である。

 

1日に何回行きますか?

これは千差万別ですよね。

便秘の人は3日に1回とか、それ以下の回数でしょう。

健常者だと1日1回ですか?

多い人で食事の回数と一緒だったりして3回とかですかね?

 

自分の場合は5回位です。

多い日だとその3倍の15回とか。

トイレ疲れしますよ。

 

その回数を毎日こなしているのです。

本当に大変です。

そんな時に段々と寒さが増して来ました。

 

天気予報で11月下旬にも関わらず「初詣に行く格好で」とか言ってます。

11月上旬は25℃を越えたりしてたでしょ?

季節に天気が2ヶ月遅れてたのに追い付かれたのを知らないままに追い越されて1ヶ月先に行ってしまいましたよ。

あれれ~って感じで面白いですね。

 

それで、寒くなるとどうしますか?

「暖かい格好で」ってなりますよね?

家では超裏起毛スウェット着てるので夏場と差ほど着ている枚数は変わりません。

しかし、外出着ですよ、問題なのは。

会社には下着の上にヒートテック、腹巻き、長袖シャツ、ブルゾン、防寒着とかなり厚着になります。

そんな格好でトイレ行ったらどうです?

スウェットならツルンって下ろして便座に座れば良いですよね?

言うなれば1工程です。

 

ところが作業着の場合だと

防寒着とブルゾンをめくる

ズボンのベルトを外す

ズボンのフックとファスナーを緩める

ズボンを下ろす

長袖シャツとヒートテックの上をめくる

ヒートテックの下を下ろす

肌着と腹巻きをめくる

パンツを下ろす

便座に座る

8工程もかかります。

便座に座るまでにかなり時間がかかります。

水様便の時は焦りますよ。

場合によっては間に合わないかも知れないです。

これが20年後30年後の自分が問題無くこなす事出来るかどうか今から心配してしまいます。

その時はのびのびパンツでも履きますかね?

 

トイレに間に合わないからと言って薄着で外出は出来ません。

そうなるとどうしたら良いですかね?

トイレに行かない様にします。

「家で出し切って、新たに飲食をしない」

今のところこれしか対策が見つからないです。

自分で身体に悪いことはわかっています。

でも、やるしか無いのです。

 

健常者の方にこの事を話すと

「いつでもトイレに行けば良いんだよ」

「紙オムツ履けば良いんだよ」

とか言ってきます。

そんな時はこう答えます。

「(こいつ何もわかってないな)そうだね」

 

まず、便意はいつ来るかわかりません。

おまけに肛門を閉めて排出を抑えられる様な便では無い。

 

紙オムツは汚物の飛散や漏れを防ぐだけの道具です。

汚物を出したら身体が汚れるんです。

どうやって綺麗にするのですか?

更に心がやられます。

心の方が重症です。

自分も何回か下着を汚した事があります。

一番多いのが睡眠中に屁をしたらしく、汁も出ました。

夜中にお風呂場に行き、身体と下着を洗う。

情けなくて悔しくて涙が出そうな位凹みます。

 

次に多いのが通勤中にトイレに行き着くまでに出ちゃう。

自分の場合は全部出し切るまで外出しないので汁だけなので被害は少ないですけど、それでも汚れはするのでUターンして家に戻ります。

この場合はシャワーまでかなり時間がかかるので気持ち悪さも加わり、なおさら泣きそうです。

 

共感してくれる人いますか?

わかってくれる人がいると嬉しいです。

 

 

共感と言えば関節痛の事で共感してくれた人がいたんですよ。

すっごく嬉しかった。

わかって貰えるって嬉しいんですね。

 

 

また、脱線してしまいました。

 

健常者は「仕方無いよ」って本当に思って言ってくれてるのでしょう。

でも、そうじゃない。

仕方無いよと諦められるまで、人間が出来ていない。

恥ずかしくて、情けなくて、悔しいんだよ。

 

健常者は人間だけど患者も人間なんです。

感情があるんですよ。

考えもあるんですよ。

 

 

なんか訴えてるみたくなっちゃいました。

このまま書き続けたら闇に突入しそうなのでやめておきます。

 

 

トイレにまつわる問題はたくさんです。

クローン病患者にとっては永遠のテーマです。

日々研究して解決策を見つけましょう。

 

 

次のテーマとタイトルは未定・・・次回に続く