クローン病患者が聞いた言い伝え
前回のあらすじ
令和2年の指定医療受給者証が無事に認可が降りたので経緯を含めた事を書いた。
今回は我が家だけなのか不明ではあるが言い伝えについて書いてみる。
言い伝えとは書いたが今回は軽めの物を書くのでそんなオカルトめいた物ではありませんので悪しからず。
これは自分が幼い頃、小学生にはなっていたとは思うが母に言われた事。
時期も曖昧なのでどうしてこのような話になったのかは不明です。
母に「おじいちゃんやおばあちゃんは孫が可愛いから死ぬ時に孫のこれから起こる生きていく上での苦労を出来るだけ持って行ってくれるんだよ」と言われた。
それを聞いた正直な感想は「そんな事を言われても困る」でした。
何故なら、自分は末っ子で祖父母に可愛がられていなかったからである。
本当に可愛がられていなかったのか厳密に言うとわからない。
簡単な祖父母の紹介
父方の祖父:自分の産まれた頃には他界
父方の祖母:そもそも子供が嫌いで長男のみ可愛がる。 多分、自分の名前は知らずに他界。母が自分を身ごもった時に不要と言ったらしい。
叔母が2人目を身ごもった時はおろせと言ったらしい。
母方には祖父母が2人ずついるのかな?
母方の血の繋がった祖父:物心付いた時には身体が不自由で言葉も上手く話せないので可愛がって貰ったのかは不明。嫌いでは無かった。
母方の血の繋がっていない戸籍上の祖母:可愛がってくれた様な気がする。唯一の女の孫である姉のついでだと思う。
母方の血も戸籍上も繋がっていない祖父:可愛がってくれた。記憶では会ったのは2回程度だが大好きだった。赤の他人と聞いた時は物凄くショックだった。
母方の血の繋がった祖母:兄と姉と再婚後の繋がりの孫は可愛がっていた。要するに自分だけ可愛がって貰えなかった。
どうですか?
今でこそなんと無く理解出来るが、当時はどの人が祖父母?
孫が可愛いってなに?
と言う感じで困るでしょ?
真実を書いただけで別に悲観的になっている訳ではありません。
話は戻って冒頭の母の言葉はどう処理したら良いのかな?
ずっとモヤモヤして過ごしてました。
それでそんな遠くない過去、クローン病になった後にふと思い出したので母に電話して聞いてみた。
そしたら覚えていてくれた。
意地悪で言うつもりは無く冗談で、
「自分には可愛がってくれた祖父母がいないから病気になったのかな?」と聞いてみた。
黙ってしまいました。
悪いこと言ったなと反省です。
で、更に冗談で「お袋が死ぬ時は病気を持って行ってくれる?」と聞いてみた。
母は躊躇無く「もちろんだよ」
良い母親だなとつくづく思った。
祖父母には可愛がられ無かったけど両親には可愛がって、守って貰いました。
両親には感謝です。
母親の事ばかり書いていますが、父親も十分優しいです。
こんな親だから親不孝はしたくないので頑張ってます。
これが親が生きてるから生きなきゃならないって変な解釈になるのが怖いです。
体調が悪い時はとにかく悪い方悪い方と考えがちです。
でもどんな事があってもそれだけはやってはいけない。
逆に親が自分がいなかったらどんなに楽だろう?と思ったらどうでしょう?
だいぶ話が逸れてしまいましたが、言い伝えの話は本当になるのですかね?
本当か嘘かはその時になってみないとわからないけど、わかったときは別れの時でもあるわけで気持ちとしては微妙です。
今回はクローン病とは関係無い話になってしまいました。
祖父母の事を思っていたら思い出したことがあるのです。
それはちょっとオカルト的な話です。
それは次回に書きます。
次のテーマは祖父についての不思議です・・・次回に続く