クローン病よ、良い子だから、ね

クローン病になっての心境や環境の変化、治療に関することを書いていきたいと考えてます

クローン病患者が嫌みを言ってしまった

前回のあらすじ

病院の待合所で病気の娘さんと看病しているお母さんを見掛けて大変だと思ったけど、それは自分の定規の話で決めてはいけないと感じたのでその事を書いた。

 

今回は悪意は無かったのだけど、結果的に嫌味を言っていた事があったので、その事を書きたい。

 

会社の事務所は女子率が高く皆さんご結婚されているので晩御飯の準備をしなければならないらしいです。

そうなると、夕方になると献立の話になる時があります。

今日は何にしようか?

子供が中高生だから食べる量が多くて質より量だとか、子供たちが独立して家を出て行ったので旦那さんと二人分の食事を用意すれば良いだけだから、量よりも質が大事だとかその様な話が飛び交っています。

 

献立を毎日考えるのは大変だとかそんな話を良く聞きます。

 

その内の一人が旦那さんが夜遅くの帰宅だけど、食事をしないで待っていると言う話をしました。

そうしたら別の一人が「待っているなんて凄いですね、私は待っていられないので先に食事をしてしまいます」と言ったのです。

よくよく話を聞いたら、仲が良いわけでは無さそうで、1人で食べるのが味気無いと言うことらしい。

それを聞いてなんか、自分はカチンと来たんですね。

いつもは話に加わらずに反応しないんですけど・・・、どうしてしまったのでしょうか。

「同じ献立を食べるのですか?」って聞いてしまったんですね。

相手は気付かなかったみたいで「もちろんですよ、別メニューなんて面倒くさい。もし、他のを食べたいと言ったら自分で作ればって言いますよ」って言ってきたんですよ。

「そうですよね」って聞き流せば良かったのですけど、大人げない自分が出てしまいました。

「食事出来ない人は困りますね?食事出来ない人は付き合えないですね?食事を出来ない人はずっと一人で生きなければならないのですかね?」と言った後、続けざまに

「自分の場合は固形物の食事はかなり制限があるし、体調が悪い時は液体で栄養補給しなければならないけど、その場合はどうするの?」と言ってしまいました。

相手はだんまりしてしまいました。

事務所内は険悪な雰囲気になりました。

もうすぐ、皆さんお帰りの時間だと言うのにね。

自分も心が狭いとすぐに反省しました。

「食事に行ける様になったらみんなで行きましょうね」とは言ってみたけど、雰囲気は変わらず。

凄い自分の事が嫌悪感です。

 

普段だったら全然気にしないんですよ。

普通に食事の話をして貰っても構わないんです。

 

「一人での食事は寂しい」が、自分の中で「食事が出来ない人とは付き合えない」に変換されてしまったのですね。

自分はその事は後ろめたかったのです。

食事も一緒に楽しめない自分に付き合うのは辛いだろうな。って。

自分は夜しか栄養を取らないから朝から自分と一緒に過ごしたらお腹が空くだろうけど、言い出せないんだろうな?とかね。

相手も自分に気を遣うかもしれないですけど、自分も気を遣っているんですよ。

 

食事制限のある人は人との食事はどうしているのでしょうか?

たまに会う人とだったら多少無理するのでしょうか?

毎日の事だったらどうするのでしょうか?

 

食事って人との付き合いの基本じゃないですか?

それが出来ないとなると、コミュニケーションはかなり厳しいですね。

食事を普通に出来ていた頃は後輩や部下を食事に連れて行ってガス抜きとかしていたんですけど、それが出来なくなって少し心配なんですよね。

もしかしたら無理強いしていたのかも知れませんが自分の出来る事だったのです。

 

嫌味や憎まれ口を叩くのはその時は気分が良い事があります。

でも、後で嫌悪感に陥ります。

一息ついてから発言しても遅く無いですよ。

仮に一息つく事によって発言出来なければ、それはたいして発言したい事では無かったのかも知れませんよ?

 

次のテーマとタイトルは未定・・・次回に続く