クローン病よ、良い子だから、ね

クローン病になっての心境や環境の変化、治療に関することを書いていきたいと考えてます

クローン病患者が父の日に贈った

前回のあらすじ

アザニンの休憩に入って1ヶ月過ぎたので、現在の体調を書いた。

 

今回は先日、父の日を迎えたのでその事について書きたい。

 

 

以前、ショッピングモールに父の日のプレゼントを買いに行ったが、お店に入るまでのハードルが高く、購入意欲が失せてしまって買えなかったと言うことを書いたがそれから日々流れてしまい、父の日が目の前まで来てしまった。

 

あれから、買い物には行けてません。

 

父に欲しいものは無いか?と聞くと無いと言う。

食べたいものは無いか?と聞くと無いと言う。

お酒は飲むのか?と聞くと飲まないと言う。

辛いとこは無いか?と聞くと無いと言う?

 

男性は「要らない」と言う人が多くないですか?

あれって遠慮しているのだろうけど、プレゼントする方からすると偉い迷惑ですよね?

それでいてあげると喜んだりして。

人の気持ちを無下にして失礼な話です。

 

と言う、自分もたいてい断ります。

何故断るか?

それは遠慮しているのです。

まず、欲しいものは小遣いで購入して持っています。

そして、持っていない物や買い換えを考えているものは高価なのです。

 

テレビやブルーレイレコーダーやパソコン等は最新機種の方が機能的に便利で、元には戻れません。

あとは車ですね。

家電だと数万円、数十万円しますよね?

車に関して言えば数百万円です。

そんな高価な物はもちろん買って貰う訳にはいきません。

 

どうしたら良いのでしょうか?

自分なら予算を教えて貰ったらリクエストしやすいかも。

千円と言われたら、寝室で使えるこぼれないタンブラーとかも良いかな。

除草剤を今、ジョウロでしているのだけど、まぁ、少ないから何回も作らなきゃならないので、噴霧器とかも良いかな。

 

二千円と言われたらカードケースとかも良いかな。

梅干し作るのに容器や重し等も魅力的。

 

三千円と言われたらポケットがたくさん付いているB5サイズ位の肩掛けバッグとかも良いですね。

 

数字を言われると具現化しやすいですね。

 

 

と言うことで、父に聞きました。

返事は「要らない」。

可愛くないな。

 

それで、質問を変更しました。

今日は何してるの?

「皆、出払ったから一人なので、弁当と栄養ドリンク剤を買ってきた」

(あっ、母の葬式のあと、もう、長く生きる必要が無いから栄養ドリンク剤飲まないと言っていたのに飲んでるんだ?身体が欲しがるのかな?)と心の中で考えました。

 

年齢から言って、物をあげても片付けが大変になるから、消費する物が良いかも知れない。

 

と、言うことで、タウリン3000の栄養ドリンク剤をプレゼントしました。

 

 

そして、父の日を迎えました。

午前中、お礼の電話が来ない。

お昼、お礼の電話が来ない。

2時過ぎ、お礼の電話が来ない。

4時過ぎ、お礼の電話が来ない。

あれっ?配達が間に合わなかった?

しかし、恩着せがましくなるので、ここで、自分から電話をする訳にはいかない。

グッと堪える。

6時半、電話が・・・きたぁー。

 

明るい声で「お金使う必要無いのにー」と嬉しそうだった。

「そうだよ、お金かけてるんだから、しっかり飲んで、元気でいて貰わなきゃならないんだよ」と応えたら、

「そうだな、また、会いたいな」と返事が来た。

「お盆は行けると思うからそれまでは元気じゃないと困るから」と電話を切った。

 

あと何回、父の日を迎えられるかな?

あと何回、父と会えるかな?

あと何回、父と会話が出来るかな?

 

母に抱いていた感情と同じだ。

 

正直なところ、父は母のついでになっていた。

父との接し方、慣れていない。

 

昔、大学に行かせてくれたことにお礼は言った。(授業料は自分で工面したけど)

でも、もう一度、どこかのタイミングで言いたいな。

そして、産んで育ててくれたことも。

 

あと何回会えるのか?の四字熟語みたいなのってあるのですかね?

一期一会だと生涯に一度しか会えないと思って接しなさいみたいな感じでしたよね?

 

このブログでも何度か書いているけど、当たり前が当たり前で無くなる日が来るので大切に過ごしましょう。

 

日常の終わりは突然に来ますよ。

 

 

次のテーマとタイトルは未定・・・次回に続く