クローン病よ、良い子だから、ね

クローン病になっての心境や環境の変化、治療に関することを書いていきたいと考えてます

クローン病患者の冗談が通じない

前回のあらすじ

延期となっている東京パラリンピックについて思う所があり、その事を書いた。 

 

今回はクローン病になってから自分としては場を和ませようと冗談で話したつもりが聞き手には笑えない話に捉えられると言う事があったのでその事について書きたい。

 

仕事中に人とコミュニケーションを取る時はどのようにしますか?

自分の場合は会話が中心となっています。

内容としては会議などではほぼ100%真面目な話です。

まず、笑顔はありませんね。

偉い人が冗談っぽい話をしたら忖度でニコッてするくらいです。

 

周りに人がいる時は何となく威厳を保つ為に95%以上真面目にしています。

この時も会議とほぼ同じ感覚ですね。

ただ、相手が理解していないなとか緊張しているなと思ったら冗談を混ぜて話す事もあります。

 

残業時間に入ったら50%位まで真面目度が下がります。

いや、ほとんど仕事の話はしないかもしれないですね。

素の自分に戻る時間ですかね。

 

 

と、言うような感じです。

 

 

このような事から定時までの自分は仕事の話しかしないつまらない人間と思われていると思います。

だから、冗談を言うと気付かれないんですよ。そして、内容にひかれるんですよね。

これがなんとも言えずに悲しいのと恥ずかしいの入り交じった感情になるわけです。

 

どんな事を言ったらひかれたのか紹介しますね。

いずれも冗談を言って良い時間帯でした。

 

①暑くなりました

 暑いと汗を掻きますね。

 汗を掻くと喉が渇くのです。

 でも、マスクをすると喉の渇きって抑えられるのですよね。

 いま、これも問題になっていますね。

 まぁ、自分は4年前から知っていましたけどね。

 時代が自分に追い付いてきたと言う事でしょうか?なんて冗談はさておき、

 何度もこのブログでも言っていますが、外出時は飲食をしないのです。

 だから、人が美味しそうに飲んでいるのを見て「のど渇いたなぁ、飲みたいなぁ」って

 冗談ぽく言っても、「すみません」とか謝れてしまうんですよ。

 これは結構、きついですよ。

 こっちが「ごめん、冗談です、たっぷり飲んでください」と言わざるを得ない雰囲気です。

 

②次は食事の事です。

 これはクローン病になってから三年位経ってからの事です。

 先ほども書いたように外出時は飲食をしないので、当然、昼食もしません。

 それで、クレームか何かでどうしても食事をしている時間が無かったんです。

 そうしたら一緒に出掛けた人が「飯食う時間がねえじゃん」って言ったんですよ。

 普段なら「時間を作るよ」とか言うんですけど、その相手は嫌いな人だったので、

 多分、カチンと来たんでしょうね。

 「大丈夫だよ、1000食位抜いたって人間死なないから」って言ったんです。

 何か言って来るかと思ったら、何人も言わずにだんまりされてしまいました。

 それからの移動時間が辛かった。

 

③最後がこの間の血尿の時の話です。

 「血尿が出て休んだんだ」って話をしたんです。

 それで「やばいんじゃないですか?早く帰って休んだ方が良いですよ」って言われたんです。

 その時は体調も良くなっていて、気分も良かったんです。

 「良いんだよ、俺なんか、ほっといてくれ」って冗談ぽく言ったら、

 「そんな悲しい事言わないでください」って苦笑いしながら言われてしまいました。

 そして追い打ちをかけるように「良いんだよ、どうせ治らない病気なんだし」って

 言ったら、絶句されてしまいました。

 

クローン病になる前はこのような冗談は平気で言っていたし、気心知れた人は分かってくれたんですけどね。

これらを言った相手は気心知れた関係だと思っていたので、ちょっとショックでした。

 

これは昔感じた、上司の言葉に似ているのかな?

自分が若い頃の上司となると、おじさんです。

年齢的には30歳位離れていました。

そう言う、普段は苦虫を潰したような顔をしている人が冗談を言うと言うのは思っていなかったです。

それに、萎縮していましたし。

でも、たまに冗談を入れて来るんですよね?

だけど、こちらは真剣に話を聞いているので、冗談を本気にとらえてしまったりします。

今回の自分は昔の上司で、相手が昔の自分だったような感覚です。

 

 

人は思ったより、自分を理解してくれていないんですよ。

 

冗談に取れない冗談を言う時は気を付けましょう。

 

次のテーマとタイトルは未定・・・次回に続く。