クローン病よ、良い子だから、ね

クローン病になっての心境や環境の変化、治療に関することを書いていきたいと考えてます

クローン病患者の猫が亡くなりました

前回のあらすじ

犬猫を飼っているが猫の調子が悪く、猫の事ばかりの気に掛けてしまい、無意識ではあるが犬をないがしろにしてしまったのでその反省を書いた。

 

今回は体調の悪かった猫が亡くなったので弔いの記事を書きたい。

また、クローン病とは全く関係無いですが申し訳ないです。

 

 

猫についてのおさらい。

今の会社の別工場に所属していた時の事。

工場に仔猫が迷子で入ってきてしまった。

手のひらに収まるサイズの小柄な仔猫。

見ると尻尾が噛み千切られている。

いじめられて逃げてきたのであろう。

このままここにいても明日の朝には死んでいるだろう。

自分が連れて帰るか物凄く悩んだ。

何故なら自分は新築の家を購入したばかりで傷を付けられるのは嫌だからである。

でも、見るとこちらを一直線に見つめ精一杯訴えている。

じゃ、最低限のご飯をあげると言うことで連れて帰った。

取り敢えずキャットフードを買ってあげたら元気良く食べる。

良かったと思いながら就寝した。

翌朝目覚めると猫が目やにで目が開いていない。

仕事を早めに切り上げ、動物病院に連れて行くと何をしたのかわからないが13,000円也。

この時にもう二度と病院には連れていかないと誓った。

それ以降は元気にすくすくと育ってくれた。

自分が名前を呼ぶとどこで何をしてても全速力で駆け寄ってくる。

その姿を見ると可愛いなと思うようになった。

それから月日は流れ、いつの間にか12年を過ぎてた。

その間、一切病気をしなかった。

それが約1ヶ月前急にトイレをしたいのに出ない感じになった。

1週間もしたら治るだろうと思っていた。

そのうち、食欲が無くなった。

日に日に痩せていくのがわかった。

病院へ連れて行くべきかとても悩んだ。

子供とか家族と言う感覚は無かったが可愛く思っていたし、弱っていくのを見るのが辛かった。

でも、結論から言うと連れていかなかった。

金銭的な面もあるが、まずは自分の体調が良くなく入院の時にいつも悩んでいたからである。

 

たまに水やご飯を食べる時もあったが1週間に一度食べるかどうかと言う感じ。

カリカリが嫌なのかとちゅーるをあげたら少し食べたので多目に買ってみたが、買ったら一切食べなくなった。

食事をしなくなって4週間目の日曜日に犬のご飯を覗き込んでいたので、試しにキャットフードをあげたら食べたのです。

もしかしたら回復に向かうかもと期待しましたが、翌日はもう食べなかった。

 

そして今日、会社に行こうとしたら、猫が横たわっていた。

死んだと思い駆け寄って大声で名前を呼んだら顔を持ち上げた。

もう、座る体力も無いようだ。

抱き抱えてもぐたっとしている。

最近は猫のゲージに入れるとジャンプしたり飛び降りたりしたら危険なので犬と一緒に過ごさせていたのだが、座れないので猫のゲージに入れてあげた。

直感的に今日がさいごだと思った。

帰ってくる頃には冷たくなってるかもしれないと覚悟した。

出掛ける時に「今までありがとね。よく頑張ってくれたね。でも、もう良いからね」と声を掛けた。

まだ、生きているのに涙が出た。

定時で仕事を上がり急いで帰宅した。

恐る恐る玄関を開けると、まだ生きていてくれた。

「待っててくれてありがとう」と軽く挨拶をして、荷物を置きに離れたら鳴いていた。

もう、鳴く体力なんか無いはずなのに。

急いで猫の所に戻り、頭を撫でた。

動かすのは良くないと思い抱っこはひかえていた。

それが突然、すくっと立ち上がり鳴きながら抱っこのおねだりをしてきた。

抱っこしてもしばらくは鳴いていたが力尽きたのか鳴かなくなった。

呼吸が乱れてきた。

しゃっくりの様な呼吸をしている。

ずっと身体や頭を撫でて名前を呼んであげる。

反応は無い。

心臓が止まったので、大声で名前を呼ぶとまた動き出す。

それを繰り返すこと一時間。

犬が騒がしくなった。

もうお迎えが来たのだろうか?

犬はやたらと天井を気にしてる。

犬にも最後の挨拶と近付くと鼻で猫を突っつく。

 

更に15分後、仔猫がおっぱいを飲む仕草をした。

鳴いているのかおっぱいを飲んでいるのか口をパクパクしている。

それからしばらくして苦しいのかな?

暴れだした。

抑えるのが大変な程、どこにこんな力があるのだろうかと思うくらい。

可愛そう。

 

そして名前を呼んで

「もう良いよ。頑張ってくれてありがとね。今までありがとね。俺の所に来て幸せだったか?」

と言いながらギュッとしたらミャーと言って動かなくなった。

名前を呼んだり揺すっても返事はしない。

だが、首の辺りの毛が動いている。

まだ、生きているのか?

でも、段々冷たくなってくる。

心臓が止まった後に痙攣はするのかな?

 

動物の生命力と言うのは凄いなと思いました。

動物には「生きるのを諦める」と言う概念が無いのだろう?

何回も心臓が止まっているのに大声で呼び掛けると戻ってくる。

今回諦めたのは自分?

 

 

帰宅してから2時間、ずっと抱っこしてた。

自分が帰るのを待っててくれたんだね?

そう考えると感謝の気持ちと悲しくて涙が出てくる。

 

 

1日でも長らえればと飼い始めたのが12年経ったので飼い主としては十分だよね?

 

ありがとね。

俺の腕の中で逝ってくれて良かったよ。

比較的穏やかに旅立ってくれたかな?

お陰で、悲しくて涙が出るけど後悔は無い。

思い出がたくさんあるね。

甘えてくる姿が可愛くてね。

自分に頭を撫でられるのが大好きでね。

世話焼かされたけど同じくらい、いやそれ以上の癒しをありがとね。

 

猫も自分に看取られて幸せと感じてくれたかな?

看取られたくて帰宅するまで頑張ってくれたのだよね?

でも、飼い主が自分では無かったら?と思うには思う。

病院に行けたかも知れないし。

後悔は無いとは言ったけど言い聞かせてるだけ。

 

お母さんと合流して、ちゃんと連れていって貰うんだよ。

 

お母さん、頼むね。

 

 

火葬をしてあげたいと思います。

何度も覗くけど動かないし、死後硬直してる。

看取ったのに間違いなく看取ったのに信じられない自分もいる。

 

母の時もそうだったけど、近しい人や動物の遺体は怖くないですよね?

それどころか、ずっと見て目に焼き付けたい気分です。

不思議な感覚です。

 

 

次の猫?

ごめんなさい。

次の猫を考えるなら病院へ連れていってます。

 

関係無いけど、お風呂に入っていたら吐き気がしました。

救急車を思い出させるような吐き気がしました。

冷や汗もたくさん出ました。

脱衣場にあるゴミ箱に戻しました。

迷走神経反射かな?

 

猫が自分を連れて行こうとしてるのかな?

ごめんね。

犬がいるから行けないよ。

 

 

次のテーマとタイトルは未定・・・次回に続く