クローン病患者の日常生活と社会生活
前回のあらすじ
QOLで言われる「質」ってのは、何だろうかな?と疑問を感じ、自分なりの解釈をしてみて、その事に付いて書いた。
今回は日常生活と社会生活に付いて考えさせられたり、感じたりする事があったのでその事に付いて書いてみたいと考えている。
立場立場で考えは違うのは仕方無い。
それをいかに縮められるかが課題かと感じる。
特に病院側と患者側での考えの乖離は大きいと思う。
1.日常生活と社会生活の違い
- 「生活」と言う大きな括りの中に「日常生活と社会生活」がある。
- 社会生活の一部は日常生活と被る部分もある。
- 日常生活と社会生活の線引きは本人次第。
2.日常生活とは?
- 補助無しで行動が出来る(寝起き、トイレ、食事、着替え、歩行、入浴等々)
これが出来るだけでは、ただ、生かされているだけで、生きていると言えないのではないだろうか?
生きると言うのは金銭を授受する為に最大限の努力をして自立する事だと思う - 意識がはっきりし、簡単な事象に対し、的確な判断が出来る。
身体が健康だけではダメで、精神的にも健康じゃないと日常生活を送れ無いと思う
自立も難しいと思う
3.社会生活とは?
- 遅刻早退休みなく会社に行ける
金銭の授受をする為の最低限の会社との契約だと思う
これが出来ないと信用を失う
現在の自分は信用を失っている状態だと思う - コミュニケーションが取れる
仕事をする上では必要不可欠な事
これが出来ないと会社の中でも孤立してしまう - 2.2より高度な事象にも対応出来る
特に、仕事中は即時に判断しなければならない事が多い
優柔不断だと損失をしてしまう - トイレを気にせずに行動出来る
生理現象で仕方ない事ではあるが、何回も何分もトイレこもっていたら仕事にならない
給料泥棒と呼ばれるようになるだろうね - 日常生活を送る為に先立つもの
なんで、社会生活をしなければならないかと言うと、結局はお金です。
医療費は助成金をいただけますが、生活費は自分で稼ぐしかない
まず、お金が無いと生きる事すら出来ない。
4.病院が思っているだろうと感じられる事
これは病院や医者、看護師に聞いた訳では無く、接していて感じた事なので面白く感じない人もいるかも知れないですけど、患者の我儘と思ってください。
- 生存している
- 薬を投与して動ければ良い
- 社会生活は気にしていない
- 患者は教材
- 教科書には載っていない事は話してくれるな
5.まとめ
- 日常生活だけでは生きているだけで、自立は出来ない
- 生きる為には最低でも社会生活をこなし、金銭の授受をしなければ
- 病院が大切にしているのはまず、生きているか死んでいるかであって、生きていればその後の生活にはあまり興味が無い
ここに患者と医療関係者との考え方の乖離がある
患者からするとお金を稼ぐことが出来て初めて生活が出来る訳である
日常生活と社会生活の別を書こうと思っていたのですが、最終的に医療関係者との乖離の事を書く羽目になってしまった。
でも、この違いって大きいですよね。
次のテーマとタイトルは未定・・・次回に続く