クローン病になっての反省事
前回のあらすじ
病人とは罪人扱いされるべきかな?と考えさせられる事があり、その事について書いてみた。
今回はブログを書くようになってから、色々考えさせられて、その中の一つにクローン病になってから過去の自分を反省する事があったのでその事を書いてみようと考えた。
ただ、今回も主観であり、違うなって思う事もあるかも知れないですけど、悪しからず。
1.過去の自分
- 病気になるのは気持ちの問題
正に「病は気から」って事でした。
気持ちが乗っていれば、熱も下がるし、ケガの痛みも無くなるって心底思っていた。 - 病気は治る物
今の医療で治りにくい病気はあっても、治らない病気は無いと思っていた。
全ては「早期発見」が大事で医者の言う事を聞いていれば治らない病気は無いと心底思っていた。 - 病人は我儘
病人は「かまってちゃん」で気を引くために我儘を言うものだと思っていたので、話半分で聞いていれば良いと思っていた。
幼い子が病気になると親が優しくしてくれるからうれしいみたいな感じ。 - 病人は面倒くさい
病人は全ての事が最優先でやってもらえると思っている。
何故なら、病気と言う「特権」を持っていると勘違いしていると思っていた。 - 病人に関わりたくない
大抵、ネガティブな感じな人が多いじゃないですか?
そうするとなんと無くこちらも負のエネルギーに包まれてしまいそうで、縁起が悪く感じるので、極力接触を避けたいと思っていた。 - 病人を下に見ていた
自分が看病しないと生きていけないのだろうと思い、本人の希望とかも抑制していた。 - 病人の辛さを軽く見ていた
病人も辛いだろうけど、看病している方も辛いんだから、我慢しろって思っていた。 - 病人の気持ちを理解しようとすらしなかった
最初は心の底から心配していた。
でも長い年月が経つと、心配する気持ちは残っているが、自分もかなり疲弊してきて、話を聞いてあげる事が出来なくなってくる。
2.病気になってから
- 突然病気は襲ってくる
体調の悪さは気持ちの問題だと決めつけていたので、突然来た感じがするけど、本当は前兆はあったはずなんだよね。 - 治らない病気がある
難病って単語は知っていたけど、本当に治らないとは思っていなかった。 - 病気になると他人に気を配れなくなる
自分では「気遣いの人間」と思っていたけど、身体が言うこと事を聞かなくなってきて、心身共に余裕が無くなった。 - 病気の事を知ってもらいたい
自分がどんな状況でいるのか理解してもらいたい。 - 以前の自分の病人への対応がを後悔する
自分が今まで病人たちにしてきた事、言って来た事に対して、フラッシュバックを起こす。
プライベートでも仕事仲間でも様々な身体的な病気の人、精神的な病気の人と知り合って来たけど、その人たちに心無い言葉や態度をしてきた事を思い出すと、心が苦しい。
自分が病気になって苦しい時もフラッシュバックを起こす事があり、胸が締め付けられる。 - 病人に対して優しくなりたいと思う
痛さや辛さは相対的なものでは無い。
本人が辛いと思えば辛いし、痛いと思えば痛い物で他人が決める事ではない。
以前の自分は話を持って来られたら、「解決策出す」のが仕事だと思っていたし、使命だと思っていた。
でも、自分が病気になると解決策なんていらないんだよね。
だって、治らないんだから。それに医者が考える事なんだし。
だから、「この辛さを少しでも分かってもらいたい。」
「話を聞いてもらいたい」
それだけなんだよね。
疑わずに寄り添ってもらえるだけど、かなり、勇気を貰えると思うんだ。
病人に対して、自分がその立場になれれば良いのに。
と思う。まぁ、望んでくれる人がいればの話だけどね。
図々しいと言うか、おこがましいと言うか生意気な事を書いたけど、病人になった自分だから出来る事ってあると思う。
それが何なのか分からないし、それでご飯が食べらるかもわからない。
ただの自己満足かもしれない。
過去の自分への禊になるのかもしれない。
でも、一人でも助けられたら良いかも知れない。
ゆっくりそれを探していきたいと思う。
もちろん、今の自分の周りの人を大切にしながら。
自分の主観で書いたので、そう言う考えもあるねって感じで受け止めてください。
次のテーマは多分、明日はアクトネルの服用日なのでそれになるかな?まだ、未定・・・次回に続く。