クローン病患者が人の弱さを見た

前回のあらすじ

クローン病患者は生命保険に入るのが難しいが勧誘を受けて入ろうとしたら断られたって事を書いた。

今回は人は弱いなと思う事があったのでその事について書きたい。

長い物には巻かれろと言われるけど、それを見た感じがした。

自分の席の隣が休みだった。

その人は普段、売上伝票を発行している。

しかし、休みなので、自分が売伝を発行していた。

伝票は5枚の複写式でドットプリンターで印刷される。

その伝票にはプリンターで送るための両耳がついている。

発伝後、片側の耳を切らないと下の伝票が見れないので、切ることになるが、その耳はゴミとなり捨てられる。

当然自分も捨てていた。

ゴミ箱は隣と共用している。

その隣がいる時は本人もしくは他の女性がゴミ箱の中を捨ててくれている。

しかし、今日は誰も持っていってくれなかった。

なんか、現金だなと思った。

捨てるのは自分が出したゴミなのでなんとも思わない。

ただ、普段は隣が捨てる雰囲気が無かった時は捨ててきてくれるのに。

なんか、ガッカリしますね。

皆、その隣に気を使っているんだなと思いますね。

長い物に巻かれるのが楽なんでしょうね。

ところで、何で、いつからその隣がそんなに偉そうになったのだろうか？

会社から認められた訳では無い。

一番の古株でも無い。

よく観察してみるとなんと無く姿が見えて来た。

声が大きい。

身体が大きい。

態度が大きい。

はっきり物を言う。

自分を守る為には周りは犠牲もやむを得ずと言う考え。

自分に甘く、他人に厳しく。

我が強い。

こんな感じな人なので関わると面倒なんです。

だから、出来るだけ接点を無くしたい。

接点を無くすためには会話を減らしたい。

会話を減らすには言われた事に反応しない。

会話を減らすには先回りをして話しかけられない様にする。

反応しない為には自分が多少の苦労をする。

話し掛けられない様に自分が多少の苦労をする。

この様な感じになります。

これはもしかしたら忖度ってものでしょうか？

忖度って良くないってイメージはありませんか？

でも、人がしているのを見ると、また、自分がするなら何でだろうと考えました。

偉い人を気分良くさせる為にする。

気が利く奴と思われたい為にする。

その他にも理由ってあると思います。

でも、最終的には多分、怒られないようにするために忖度ってするのでは無いでしょうか？

自分の自己防衛本能が働いて忖度をした方が良いと判断した時に忖度するのでは無いでしょうか？

結局、人は怒られたくない、周りから冷たい視線を受けたくない等々、攻撃に弱いのです。

その攻撃を少しでも受けないように長いものには巻かれる弱い生き物なのです。

おまけに一人では生きていけないし。

忖度するのは良くないんだろうなと思っていたのですが、もしかしたら、それしか生きる術を知らない人もいるのでは無いでしょうか？

ゴマすり、人の目を気にしている、忖度している人を冷めた目で見るだけでなく、ちょっと視線を変えると、もしかして、弱くてかわいそうな人なのかも知れませんよ。

次のテーマとタイトルは未定・・・次回に続く